効果的なデザインをするには文字の扱いがとてもとてもとてもとても、大切だと思っています。
文字を上手に扱えることはデザインの上達において、とても重要な位置を占めるのではないでしょうか。
セリフ系文字とサンセリフ系文字
セリフ系文字とは、タイポグラフィにおいて文字のストロークの端にある小さな飾りを意味します。
続いてサンセリフ系文字とは、セリフが無い文字の事です。
この様な感じです。
タイポグラフィの歴史においてセリフのある文字はとても古くから使われてきました。
この為、セリフの付いた文字を見ると人々は心理的に「格式のある」または、美しい曲線を含む事から使い方によっては「女性的」というイメージを見る人に与えます。
一方サンセリフ系の文字は、セリフ文字よりも少し歴史が浅く「未来的な」または、曲線が少なく機械的な印象を受ける事から「男性的」というイメージを与えます。
伝えたいイメージによって効果的なフォント選びを!
例えばこの様な百合の画像があったとします。
花の持つ繊細なイメージを伝えたい場合セリフ系とサンセリフ系どちらがより効果的でしょうか?
初期段階から入っているサンセリフ系の書体Impact使用
こちらもMacであれば、初期段階から入っているセリフ系のApple Chancery使用
どうでしょうか?
下の画像の方が花の繊細なイメージをより伝えられているのではないかと思います。
(色合いでも伝えていますが。。)
効果的な文字の使い方は、ロゴ等を作成する時にも役立つと思います。
もちろん、100人中100人に同じイメージを持たせる事は不可能です。
けれど、より大多数の人が無意識に感じるイメージというものは存在します。
タイポグラフィへの理解を深める材料はそこかしこに!
例えば、テレビを観ていると最近よくテロップが付く事が多いですよね。
話している内容をより強調する為に効果的なテロップが使われていたりすると文字と話す内容含めて笑っちゃう事とかあると思います。
普段から、どうしてこういうフォントをつかってるんだろう?
どうしてこのウェブサイトはこういった作りになっているんだろう?
どうしてこの会社のロゴは出来たんだろう?
と、
と「why?why?why?」の気持ちを常に持って物事を観察&分析すると、今までとは世界が少し違ってみえるようになります。
このwhy?はタイポグラフィに限らず全てのデザインを向上させる際に大切な事だと思っています。